めがね・コンタクトレンズ

監修者:玄 真
葛飾しらとりよつば眼科 院長
柴田 桂子

大学病院をはじめとした医療機関で研鑽を積んだのち、2022年に葛飾しらとりよつば眼科に院長として就任しました。

本院であるきたあやせよつば眼科と連携し、白内障や緑内障、加齢黄斑変性などの病気から、小児の視力異常、ドライアイや眼瞼下垂などまで幅広く対応しています。
小さなお子様・その保護者の方・ご高齢の患者様まで安心してかかれるアットホームな雰囲気の医院を目指し患者様に対しての最適な医療の提供を心がけています。

目次

めがね

近視・遠視・乱視・老眼などにより、見えにくい方は、メガネによる矯正が必要です。
老眼は40歳ぐらいから始まり、75歳くらいまで進むと言われています。

一度作った老眼鏡も合わなくなるので作りかえることが必要です。合わない眼鏡を無理に続けると自律神経のバランスを崩したり、頭痛や、めまいがしたりします。50代以降の元々20代のころ視力の良い方に多いですが、段々老視になると近くだけでなく遠くも見えづらくなり、眼精疲労の原因になり、目を使うような仕事の効率が悪くなったり、本を見ることが嫌になります。初期の老眼の時から眼鏡に慣らされることを強くお勧めします。

眼鏡をかけると視力が悪くなるのではないか?と心配される方がいらっしゃいますが、度の合った眼鏡で視力が悪化することはありません。
眼鏡の度数や瞳孔間距離(左右の瞳の間隔)によって、見え方や目の疲れ具合が違います。
お子さまの場合は視力の発達具合に影響します。

当院では、眼鏡の処方箋を発行し、患者さまの信頼できる、お好きな眼鏡店で眼鏡を購入してもらうようにしています。

コンタクトレンズ

コンタクトレンズをご希望の方も、必ず『度の合ったメガネ』を持っておく必要があります。
コンタクトレンズは大変便利なものですが、感染性角結膜炎やアレルギー性結膜炎を引き起こしたり、目の細胞を傷めてしまうことがあります。
コンタクトレンズは、角膜に直接のるため角膜とレンズにすき間(12ミリ)のある眼鏡より、屈折矯正に有利です。

その為眼鏡では完全矯正できない不同視 (左右で度のバラツキの多い方)や強い屈折異常(高度近視や強い遠視、強い乱視)の矯正にとても有利です。
平成17年4月1日から改正薬事法施行により今まで管理医療機器に分類されていたコンタクトレンズが危険性の高い高度管理医療機器に変更されました。ペースメーカーをはじめ、人工骨(人工臓器)など体に埋め込む医療材料を含んでいるグループに入っていることから、その重大さが判っていただけると思います。

コンタクトレンズによる角膜表面の傷、角膜浸潤、角膜潰瘍、失明などの重篤な眼障害が増えているために変更となったものです。
日本眼科医会がまとめたデーターによりますとコンタクトレンズは本邦では約1500万人が使っていると推定され、何らかの障害の可能性があるのは10人に1人の年間約150万人と推測されています。
コンタクトレンズの障害の中でも特に注意しなければならないのが、アカントアメーバ角膜炎と角膜潰瘍です。

アカントアメーバ角膜炎と角膜潰瘍

これらは健康な若い方の目にも起こり重篤化すると失明の原因になります。
アカントアメーバは大きさが五十分の一ミリの原生動物です。淡水や土壌中に広く生息していて、人間の身のまわりに広く存在するため、普通の日常生活でもアカントアメーバと接触するチャンスは意外と多いです。

もっとも、今までは病原性が非常に弱いために、正常な角膜に感染することはほとんどありませんでした。もしアカントアメーバが角膜についても、普通なら涙で洗い流されてしまうからです。
ところが、角膜に少しでも傷があると、アカントアメーバが侵入します。コンタクトを装用していると、角膜の表面に傷ができやすいので感染しやすくなるのです。

たとえば、イギリスの研究によると、アカントアメーバ角膜炎と診断された患者のうち、全体の89パーセンがコンタクトレンズを使用していました。また発生した角膜潰瘍の52パーセントはコンタクトレンズの装用によって発症したと指摘しています。
最近のデータでは、角膜潰瘍の危険率がコンタクトレンズ装用と非装用者では8.25倍も違いがありました。これの怖いところは、連続装用せず、使用方法を守っていたとしても、そうだったことです。

コンタクトレンズ処方ご希望の方全てが健康で快適にコンタクトレンズを使用して頂きたいという観点からそのような高度管理医療機器たるコンタクトレンズの当院では安易な処方はせず、ご希望の方には必ず定期的な診察をお願いしています。

コンタクトレンズの装用は、装用方法を守って、眼科での定期検診(3ヶ月に1度の検診を推奨しています)を受けながら行いましょう。
目に問題が起きて、コンタクトレンズ装用を止められたときは、メガネを装用するようにして下さい。

コンタクトレンズが原因で起こるその他の障害例

SEAL(シール)

コンタクトレンズが原因で起こる角膜上皮障害の一種です。目に合わないコンタクトレンズの装用や、コンタクトレンズ汚れ、または特定のコンタクトレンズや消毒液を用いたことが原因で起こる、角膜上部に弓のような形で表れます。

3-9ステイン

合わないハードコンタクトをすると時計の3時、9時方向に傷ができます。

びまん性SPK

コンタクトレンズの装用時間が長かったり、合わない消毒薬の使用、カラーコンタクトの使用などで起きます。

角膜新生血管

コンタクトレンズの装用時間が長すぎると角膜新生血管といわれる異常血管が角膜に伸びてきて、角膜を傷める障害を起こします。

コンタクトレンズ価格表(税込み)※2023年4月1日〜適用

ハードコンタクトレンズ、特殊レンズなどその他取り扱いレンズがございます。ご来院の際にお尋ねください。

– 1 DAY –

J&J 1日使い捨てタイプ 1箱
1DAY アキュビュー モイスト(1箱) 3,930円
1DAY アキュビュー トゥルーアイ(1箱) 4,170円
1DAY アキュビュー オアシス(1箱) 4,360円
1DAY アキュビュー モイスト(乱視用・1箱) 5,180円
1DAY アキュビュー モイスト(90枚パック) 11,010円
1DAY アキュビュー トゥルーアイ(90枚パック) 12,000円
1DAY アキュビュー オアシス(90枚パック) 12,570円
クーパービジョン 1箱
プロクリア1day(1箱) 3,210円
マイデイ(1箱) 3,310円
マイデイ(90枚パック) 8,980円
マイデイ TORIC(乱視用・1箱) 4,120円
クラリティ ワンデー(1箱) 2,900円
クラリティ ワンデー(90枚パック) 8,450円
プロクリアマルチフォーカル1day(1箱) 4,020円
SEED 1箱
シード 1DAY ピュア(1箱) 2,800円
シード 1DAY ピュア(96枚パック) 7,570円
シード 1DAY ピュア(ビューサポート) 2,800円
シード 1DAY ピュア Multistage(遠近) 4,150円
シード 1DAY ピュア EDOF(遠近) 4,250円
アイミー 1箱
シード 1DAY ピュア(1箱) 2,800円
シード 1DAY ピュア(96枚パック) 7,570円
シード 1DAY ピュア(ビューサポート) 2,800円
シード 1DAY ピュア Multistage(遠近) 4,150円
シード 1DAY ピュア EDOF(遠近) 4,250円
ボシュロム 1箱
メダリスト 1DAY プラス 3,420円
メダリスト 1DAY プラス(乱視用) 4,320円
AQUALOX ワンデー 4,050円
アルコン 1箱
デイリーズ トータルワン 3,900円
デイリーズ トータルワン バリューパック(90枚) 10,950円
デイリーズ トータルワン マルチフォーカル 4,550円
デイリーズ トータルワン マルチフォーカル バリューパック(90枚) 13,050円
SEED 1箱
シード アイコフレ 2,900円
J&J 1日使い捨てタイプ 1箱
1DAY アキュビュー ディファイン 4,370円

– 2 WEEK –

J&J 2週間交換タイプ 1箱
2WEEK アキュビュー 3,750円
2WEEK アキュビュー オアシス 4,330円
2WEEK アキュビュー オアシス(乱視用) 5,630円
アルコン 1箱
エアオプティクスプラス ハイドラグライド 2,880円
エアオプティクスプラス ハイドラグライド マルチフォーカル 4,150円
SEED 1箱
シード 2WEEK ピュア 2,800円
クーパービジョン 1箱
バイオフィニティ 3,310円
バイオフィニティ TORIC(乱視用) 3,510円
ボシュロム 1箱
メダリストプラス66トーリック(乱視用) 4,320円
フレッシュフィット 3,270円
フレッシュフィット トーリック(乱視用) 4,860円
メニコン 1箱
メニコン 2WEEKプレミオ 3,270円
メニコン 2WEEKプレミオ(乱視用) 4,320円
アイミー 1箱
シンシア 2WEEK 2,750円

よくあるご質問

A.コンタクト処方箋のみの発行はしておりません。当院で購入して頂くかたちのご案内となります。
A.メガネをお持ちでない方のコンタクト処方は行っておりません。ご来院の際には必ずメガネをご持参ください。
A.原則、当日のお渡しは行っておりません。コンタクトレンズのお受け取りは改めてご来院が必要となります。
A.小学生以下の方にコンタクトレンズをおすすめしておりません。予めご了承お願いいたします。
A.お取り扱いに限りがございます。ご来院の際にご相談ください。
A.コンタクトレンズは直接目に装着するため、必ず度数の検査が必要となります。
A.コンタクトレンズは高度管理医療機器のため、眼科専門医の検査が必ず必要となります。眼の状態や使用環境により、視力に重大な影響を及ぼす恐れがあります。
この記事の監修者
葛飾しらとりよつば眼科 院長
柴田 桂子

大学病院をはじめとした医療機関で研鑽を積んだのち、2022年に葛飾しらとりよつば眼科に院長として就任しました。

本院であるきたあやせよつば眼科と連携し、白内障や緑内障、加齢黄斑変性などの病気から、小児の視力異常、ドライアイや眼瞼下垂などまで幅広く対応しています。
小さなお子様・その保護者の方・ご高齢の患者様まで安心してかかれるアットホームな雰囲気の医院を目指し患者様に対しての最適な医療の提供を心がけています。

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