オルソケラトロジー

監修者:玄 真
葛飾しらとりよつば眼科 院長
柴田 桂子

大学病院をはじめとした医療機関で研鑽を積んだのち、2022年に葛飾しらとりよつば眼科に院長として就任しました。

本院であるきたあやせよつば眼科と連携し、白内障や緑内障、加齢黄斑変性などの病気から、小児の視力異常、ドライアイや眼瞼下垂などまで幅広く対応しています。
小さなお子様・その保護者の方・ご高齢の患者様まで安心してかかれるアットホームな雰囲気の医院を目指し患者様に対しての最適な医療の提供を心がけています。

目次

手術なしで視力回復

オルソケラトロジー(Orthokeratology)は手術の必要がない視力矯正治療の新しい選択肢です。
レーシックのようなやり直しの難しい手術は行うことなく、就寝中に専用のコンタクトレンズを装用しておくだけで視力を矯正できる低リスクの治療法です。
レーザーやメスで角膜を削るわけでもないので、治療を中止すれば、角膜は元の形状へと復元されます。

オルソケラトロジーの仕組み

寝ている間に視力回復

寝ている間に視力回復

オルソケラトロジー専用として作られた特殊なハードコンタクトレンズを就寝中に装用しておくことで、レンズに沿って角膜の形状が整い、屈折率が変化するという仕組みで視力が矯正されます。
レンズの装用を開始して間もない段階では視力が変化しやすいという欠点がありますが、装用が長期におよぶほど安定した視力を得ることができるようになります。

若年層の近視進行抑制に効果大

若年層の近視進行抑制に効果大

将来的に強度の近視になることが予想される方の場合、早い時期からオルソケラトロジーに取り組むことで、それ以上の近視進行を抑制できる可能性があります。
また、近視の症状が現れ始めたばかりの若年層(小学生~高校生程度)には特に有効ともされています。

昼間は何もつけずに視界良好

専用のレンズは就寝前に装用し、起床後に外すので、日中の一定期間を視力が矯正された状態の裸眼で過ごすことになります。
そのため、メガネや通常のコンタクトレンズを装着する必要はなく、毎日を快適かつアクティブに過ごすことができます。
特に、ストレスを感じることなくスポーツを楽しみたい方などに向いています。

レンズ紛失の心配がほぼ不要

外で装用することのないレンズなので、紛失や破損の心配がほとんどありません。
また、通常のコンタクトレンズのように装用中外れてしまうようなこともありません。

角膜を傷つけにくい

専用のレンズは高酸素透過性タイプなので酸素を通しやすく、ドライアイ対策として涙がたまるくぼみなどもデザインされているので、就寝中にストレスを感じることなく装用できるものとなっています。
なお、現在のところ副作用の報告はほとんどなく、定期的な角膜の検査における異常も認められていません。

治療を受けるにあたっての注意

  • ・オルソケラトロジーの効果には、個人差があります。目の状態や角膜の形状によっては、治療を受けられない場合がございます。
  • レンズの適合性や目の健康状態を確認するために、定期的な検査が必要です。また、レンズの取り扱いや清潔な手順を守ることが感染症やその他の合併症を予防するために重要です。
  • オルソケラトロジーによる副作用報告はほとんどありませんが、まれにハロー効果やまぶしさを感じることがあります。時間の経過とともに軽減されることが期待されます。また、一時的な乾燥感や不快感を感じることがあります。
  • オルソケラトロジーには一定の合併症のリスクが存在します。これらのリスクについて理解し、備えることが必要です。

料金について

オルソケラトロジー 初年度(両眼)122,500円(税込)

※保険適用外のため「自由診療」になります。
※翌年は定期健診代のみ(4,400円×4回=17,600円)
※2年に一度はレンズ作り替え必要になる為、その度に初期費用かかります。

項目 費用 備考
適正検査
(初回のみ)
4,400円 ※ただしオルソ以外の疾患による受診は保険適応です。
※医療費控除の対応になります。
定期健診代
(3ヶ月に一度受診要)
4,400円
1週間トライアル 45,000円
(トライアル料:10,000円+保証金:35,000円=45,000円)
※お預り金となります。
継続する場合 77,500円 ※貸し出しレンズは破損した場合は返金できませんので、予めご了承ください。
キャンセルの場合 保証金の35,000円のみ返金

※レンズは貸し出しとなります。オルソ中止時は、レンズを回収いたします。半年以上検診に来ない方は、レンズを返却して頂く場合がございますので、御了承ください。

この記事の監修者
葛飾しらとりよつば眼科 院長
柴田 桂子

大学病院をはじめとした医療機関で研鑽を積んだのち、2022年に葛飾しらとりよつば眼科に院長として就任しました。

本院であるきたあやせよつば眼科と連携し、白内障や緑内障、加齢黄斑変性などの病気から、小児の視力異常、ドライアイや眼瞼下垂などまで幅広く対応しています。
小さなお子様・その保護者の方・ご高齢の患者様まで安心してかかれるアットホームな雰囲気の医院を目指し患者様に対しての最適な医療の提供を心がけています。

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