加齢黄斑変性症

大学病院をはじめとした医療機関で研鑽を積んだのち、2022年に葛飾しらとりよつば眼科に院長として就任しました。
本院であるきたあやせよつば眼科と連携し、白内障や緑内障、加齢黄斑変性などの病気から、小児の視力異常、ドライアイや眼瞼下垂などまで幅広く対応しています。
小さなお子様・その保護者の方・ご高齢の患者様まで安心してかかれるアットホームな雰囲気の医院を目指し患者様に対しての最適な医療の提供を心がけています。
加齢黄斑変性症
老化に伴い、視力にとって最も重要な網膜の中心部である黄斑部に障害がおきる眼病で、50歳以上の約1%の患者様に見られ、年齢が上がるごとに発症率は高くなります。
症状としては、見ようとするところが見えにくくなる病気です。
黄斑変性症の種類は、大きく二つに分けられ、「萎縮(いしゅく)型黄斑変性症」と「滲出(しんしゅつ)型黄斑変性症」と呼ばれます。
萎縮型は年を取ると共に黄斑部の周辺や黄斑部の組織が萎縮するタイプで、進行が比較的ゆっくりしており、黄斑部の中心に障害が起こらない限りは重い視力低下になる事がありません。


一方、滲出型は健康な状態では見られない新生血管という異常な血管が網膜の外側にある脈絡膜という部分から発生し、それが網膜まで伸びてきて黄斑部に障害を与えます。
萎縮型に比べると進行が早く、急速な視力障害を起こします。
日本人に多いのはこちらのタイプです。欧米では成人の失明原因の第1位となっている病気です。日本では比較的少ないと考えられていましたが、社会の高齢化と生活の欧米化により近年著しく増加しており、失明原因の第4位となっています。
近年まで治療法がなかったのですが、いくつかの治療法が新たに開発されて、早く見つければある程度の視力が維持できるようになってきました。
加齢黄斑変性症の前駆病変としてドルーゼンが重要視されています。
ドルーゼンとは網膜の視細胞が産生する老廃物ですが、加齢により上手く処理されなくなってくると出現します。
そのドルーゼンがまだ眼底検査の段階では、はっきりしないものが当院の導入した光干渉断層計トプコン社製3D-OCTのドルーゼン解析ソフトを使うことで、加齢黄加斑変性症の潜在的リスクが分かります。
一見、正常な眼底写真ですが、ドルーゼン解析ソフトを使うことで潜在的なドルーゼンが見つかり、加齢黄斑変性症のリスクが分かります。
症状
症状
1.中心部が見えにくい
初期の段階では、物を見ようとしたときに真ん中の部分がぼやけたり黒ずんだりしてきます。
人の顔を見ると表情がつかめなかったり、物の中心部が小さく見えたり、色のコントラストが分かりにくくなることもあります。

2.物が歪んで見える
格子状のものや、タイルなど、規則正しく並んだものがゆがんで見えるようになります。
片方の目でそれぞれ試してみると物の一部がゆがんで見えることに気がつきやすくなります。

3. 視力低下
進行すると、視野中心部の急激な視力低下が見られ、周囲の景色などは見えるのに、中心部分がはっきり見えなくなってしまいます。
更に進行すると、失明に近い状態にまでなってしまいます。
アメリカの加齢黄斑変性症に対する大がかりな研究結果を下記に示します。

加齢黄斑変性症の発症を予防し、進行を抑制するのに、ビタミンC,E、ルティン、ゼアキサンチン、βーカロチンが有効であることがわかってきました。
サプリメントの主成分は、特にルティンが大切であることがわかっています。
当院では、発症以前の危険段階から、調べられる最新機器のOCTにて検査をおこない、その予防効果の強いサプリメントを紹介させていただいております。
治療法
網膜色素変性症とは、目の大事な部分である網膜が異常をきたし、視野が狭くなったり視力が低下したりする病気のこと。
4,000人から8,000人に1人程度の割合で出現する遺伝性の病気です。
ただし、遺伝性といっても代々病気が続くわけではなく、親が発症していても子どもが発症しないケースもあれば、その逆のケースもあります。
今のところ、有効な治療法は見つかっていません。
病院ではビタミン剤や暗順応改善薬を処方したり、遮光眼鏡や拡大読書器などの補助器具を使用するといった、進行を遅らせるための治療が行われています。
また、現在は「ロービジョンケア」が普及し、残された視力を生かして快適に暮らせるような支援や仕組みが整備されてきました。
ロービジョンケアとは、病気やけがなどで視力が低下した人に、医療・福祉・教育など幅広い面からサポートを行うこと。
専門の眼科医や視能訓練士、福祉・教育関係者からは、リハビリテーションや福祉制度の利用、進路に関するアドバイスを受けられます。
まとめ
網膜色素変性症はゆっくり進行するため、気づくのが遅れるケースもあります。
暗い場所でものが見えづらい、歩いていて人にぶつかりやすいなどの異変を感じたら、すぐに眼科を受診しましょう。
網膜色素変性症はゆっくり進行するため、気づくのが遅れるケースもあります。
暗い場所でものが見えづらい、歩いていて人にぶつかりやすいなどの異変を感じたら、すぐに眼科を受診しましょう。

大学病院をはじめとした医療機関で研鑽を積んだのち、2022年に葛飾しらとりよつば眼科に院長として就任しました。
本院であるきたあやせよつば眼科と連携し、白内障や緑内障、加齢黄斑変性などの病気から、小児の視力異常、ドライアイや眼瞼下垂などまで幅広く対応しています。
小さなお子様・その保護者の方・ご高齢の患者様まで安心してかかれるアットホームな雰囲気の医院を目指し患者様に対しての最適な医療の提供を心がけています。